ADR-005: 音声処理を行わない方針
Context
一般的な音声通話アプリでは以下の音声処理を行う:
- エコーキャンセル(AEC)
- ノイズ抑制(NS)
- 自動ゲイン制御(AGC)
jamjamのユースケース:
- ミュージシャンのジャムセッション
- 遠隔レコーディング
- 楽器演奏(ギター、ベース、ドラム、ボーカル等)
Decision
音声処理(AEC、NS、AGC)を行わない。
Consequences
メリット
- ピュアな音声: 楽器の音色、ダイナミクスを損なわない
- 遅延削減: 処理パイプラインが短くなる
- アーティファクトなし: 音声処理による音質劣化がない
- 処理パイプラインが短い: 実装コード量削減、デバッグポイント減少
デメリット
- スピーカー使用不可: ヘッドホン使用が必須(エコー発生)
- 環境ノイズ: ノイズが入る(マイク品質・環境依存)
- 音量差: 参加者間の音量差が大きい場合がある
前提条件
以下を前提とする:
- ヘッドホン使用: スピーカー使用はエコー発生のため非推奨
- 適切なマイク: コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、オーディオインターフェース使用を推奨
- 静かな環境: 環境ノイズが少ない場所での使用を推奨
将来の拡張
ユーザーからの要望に応じて、オプションとして以下を検討する:
- ノイズゲート(閾値以下の音を遮断)
- 簡易ノイズ抑制(オプトイン)
ただし、デフォルトは常にOFF(音声処理なし)とする。